交通事故のケガの治療

文責:院長 柔道整復師 宮田 圭介

最終更新日:2021年07月05日

1 病院での一般的な治療の流れ

 交通事故被害に遭い、整形外科を受診されますと、多くの場合は痛みのある部分のレントゲン写真を撮り、骨に異常がないかを確認することになるかと思います。

 骨が折れていたり、ヒビが入っていることがわかった場合は、ギプスで固定する等の適切な治療を行うことが一般的です。

 骨に異常はないが、痛みが強い場合は、痛みを和らげるための注射を打ったり、痛み止めの薬を処方されたりといった処置がされるかと思います。

2 接骨院での一般的な治療の流れ

 厳密には接骨院での治療は施術といいますが、一般的には接骨院が行うものについても治療といわれることが多いので治療と記載します。

 接骨院では、手で直接触りながらお身体の状態をみさせていただきます。

 痛みのある部分や動かしにくい部分等に触れて、筋肉の状態や関節の可動域等をチェックします。

 検査の結果に基づき、どのような施術をどの部分に行うのが効果的なのかを判断させていただきます。

 接骨院では、機器を使わずに施術者の手だけで治療を行う手技施術を中心に治療を行うことが多いようです。

 こわばっている筋肉に対して手で刺激を与え、適切な状態に整えていくことで、痛みの軽減を目指します。

 交通事故のケガは、お身体の深い部分を損傷している場合も見受けられますので、深層部分にアプローチできる機器を用いて治療を行う等、柔軟に対応してくれる接骨院が多く見受けられます。

3 交通事故のケガの治療はどこで受けるべきか

 病院と接骨院の一般的な治療の流れを記載しましたが、交通事故でケガをした場合はどこで治療を受ければいいのか迷われる方もいらっしゃるかと思います。

 病院での治療も接骨院での治療も、どちらにもよい面があります。

 病院ではレントゲン撮影などの画像検査が行えたり、診断書の作成を行うことができます。

 接骨院は、目には見えない筋肉や靭帯等の治療を得意としていますし、休日や平日の夜遅い時間まで営業している院が多いため、計画的に通院することができます。

 どちらにもよい面がありますので、病院で治療を受けつつ接骨院に通われることをおすすめします。

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